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何をやらせても上手くいく人になりたければ『武井壮』を目指せ

どんな仕事を任せてもそれなりに上手くやれる人っていますよね。  
プレゼンをやらせても上手い、経理をやらせても早い、などなど……。
それを先天的な才能のように考えてはいけません。

もちろん、生まれ育った環境や時期、運などで人の能力は変わります。
しかし、誰でもあとから『何をやらせても上手くいく人』になれる可能性を持っていると私は考えています。

何でも上手くできる人を見て、「あぁ、やっぱあの人は違うな」「自分とは違うな」と、
羨んでばかりの人がいたら、この記事はきっと役に立つでしょう。

結論から言えば、兎にも角にも『武井壮』を目指すべきです。

武井壮は運動神経よりもクレバーさがスゴイ

バラエティ番組に多く出ているので、武井壮さん(以下、敬称略)についての説明は短くていいでしょう。
陸上十種競技の元日本チャンピオンのタレントです。
そして、陸上に限らず、ゴルフをやらせてはスコア69、野球をやらせては130kmの速球を投げるモンスターぶり。

それゆえ、『武井壮』といえば『運動神経がすごい人』というイメージかもしれません。

ですが、私は彼のクレバーさこそが、彼の活躍を支えている一番の要因だと思っています。


彼が『何をやらせても上手くいく人』なのは、『感覚に頼らない理論派だから』なのです。

徹底した自己管理に見る『仕組みを理解しようとする姿勢』

武井壮は自らの陸上の記録を、気温、湿度、体温などと一緒に記録していたそうです。
「なんとなく調子が出ない」という不確実な状況をなくすためでしょう。

記録が伸びないときや、怪我をする時などは必ず仕組みがある。  
だからこそ徹底的に『調子が下がってしまう仕組み』が何かを考え、対策するのです。

そうして調子の上下をなくすことで、良いパフォーマンスが出せるようになります。

また、『パーフェクトボディコントロール』という運動理論を提唱していることでも有名です。

自らの経験をもとに『体を自分の思い通りに動かせれば、どんな運動もこなせる』という仕組みを理解し、様々な運動に転用したものです。

こうした、運動の仕組みを理解することで武井壮は「なんでも上手くいく人」になっているわけです。

仕組みの理解が「なんでも上手くいく人」になる最大の理由

仕事、とりわけプレゼンを例に挙げると、
仕組みを考えない人はプレゼンの上手い人を見て、

- 「あの人はもとから話すのが上手いんだな」

- 「大勢を前にしても緊張しにくいタイプなんだな」

などと、先天的な才能だと決めつけ、自らは努力しようとしません。  

でも実際にプレゼンの上手い人は、

- 想定される質問をあらかじめ用意する

- 意識的にゆっくり喋る

- 内容を絞って、一番伝えたいことを強調する

- グラフを効果的に使い、視覚で情報を伝える

などの工夫を重ねています。

後者は「プレゼンを上手くやるためには仕組みがあるはず」と考えるので、
対策ができるのです。

もっと言えば、ここで得た仕組みは他の物事にも転用することができます。

例えば自社のウェブサイトを内製して採用を強化するとき、
プレゼンで得た仕組みを転用すると以下のようになります。

- サイトにはよくある質問セクションを用意する

- シンプルなデザインにして、会社のキャッチコピーを大きく表示する

- 業績などをグラフとして表す

これらは『仕組みを考える』からこそ得ることのできた知見です。

仕組みを理解しようとしなければ知見が得られないので、何をやらせても出来ないままです。

仕組みを理解しようとすれば知見を得ることができ、
何をやらせても得た知見を転用し、上手くいくようになります。

何も、最初から上手くいく人なんてほとんどいません。

自らの挑戦によって沢山の経験を得ること、  
そしてそこから仕組みを理解することが重要だと考えています。

「自分は不器用だから」とか「苦手なことが多いから」と思いがちな人は、
これを機会に 『仕組みを理解すること』 に努めましょう。