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残業が多くても持ち帰ってはいけない理由

残業が多い。
これは日本で働く多くの人が抱える問題です。

膨大なタスクの量を課されたり、
急なスケジュール変更などでどうしても頑張らねばならない時、あると思います。

そういうときにやってしまいがちなのが、 『持ち帰り残業』
「やむを得ないんだ……!」という思いかもしれませんが、個人的にはオススメできません。

何があっても持ち帰り残業はしてはいけない

残業が多いからといって、絶対に家に持ち帰って残業してはいけません。絶対に。
家に持ち帰ってしまうと作業効率は落ちますし、その分、時間がかかってしまいます。

そうなると寝る時間がズレたり、仕事モードから切り替えられず、脳や気分が休まらないまま寝床につくことになります。
それでは翌日も生産的に働くことができなくなります。
残業は減りません。逆に増えます。

そもそも、セキュリティの観点から会社に了承を得ずに持ち帰り残業することはよくありません。

では、残業が多い時期、持ち帰らずにどう対処すれば良いのでしょうか。
それは、 家では段取りに集中する です。

生産性が上がらず残業してしまうときは段取りができていないことがほとんど。
結局、準備の周到さがすべてです。

なので、家ではその週のタスクを綺麗に棚卸しし、
何を何時間、どの順番でやるという段取りを組むことに集中します。
(もちろん、会社で段取りまでやってしまうのが理想です。
今回はどうしようもなくタスクがパッツパツの時の想定です。)

具体的な『段取り』の手順

以下が具体的な 段取り の例です。

  1. 大きなタスクの書き出し
  2. タスクを優先度(+緊急度)順に並び替え
  3. 所要時間の計算

    1. もしあまりにもタスクが多すぎる場合、誰かに手伝ってもらえるタスクはないか確認する
    2. あれば手伝ってもらう(余裕のあるときにお返しで手伝えばOK)
  4. 大きなタスクを小さなタスクに分解する

    1. 明確に具体的な順番を書き出すと作業が横道に逸れず、時間の節約になる
    2. また、作業の見通しが立っているとゴールが見えてモチベーションが保たれやすい

具体的にはもっと細かいフローがあるのですが、
ざっくり書き出すとこんな感じ。

Backlogを普段から使っている人は子課題を作成し、見積もり時間を細かく設定、優先度も決めればそれで十分です。

とくに何もツールを使っていない人はSpreadsheetsに書き出して管理しても良いと思います。

効率的に働くために地道に段取りを

十分な睡眠時間を確保しようとした場合、持ち帰って作業をしても大して進みません。
それなら、日中の作業効率を最大限に高めることにフォーカスするべきです。

持ち帰ってまで14時間作業するよりは、
ちゃんと段取りをして、他者に手伝ってもらいつつ、8時間で終わらせるほうが良いですよね。

単調な仕事ではこの限りではないと思いますが、
クリエイティブな仕事であればこれは可能だと思います。

今日からはじめよう、段取り。
段取りがすべての基本です。